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稲盛和夫 [ザ・グレイトコーチ]


生き方―人間として一番大切なこと

一昨日、京セラ名誉会長稲盛和夫氏の講演を聞く機会がありました。財界の重鎮として名声が高く著書がベストセラーに並ぶ人気のある方ですから満員で800人くらいの人がその会場を埋めていました。
講演のテーマである人材育成について、氏の人生哲学について多くを語っていました。
親から教わってきたことや、同郷の西郷隆盛の言葉「敬天愛人」に基づいて、「人間として何が正しいか」ということを全ての判断基準にして来た。人間として正しい事が何かというと、自我に向いた利己の心を抑え他人を思いやる「利他の心」を持ち続けることである。いつもこの事を社員に語り、徹底させて行動規範にもなっている。 人材育成は、そんなに難しい事ではない。専門知識を教える事に併せ、経営者と同じような考え方を理解する人を育てる事である。人間として生きていく哲学を学ぶ事によって、利他を思いやる心が大きくなって正しい判断が出来る。
                                        
育てる人が愛情を持って部下を育て、自分も成長していく。                                                           

稲盛氏は、若いころ部下に対しきびしく野蛮なほどにきつく叱っていた。部下にとってはたまったものじゃないのだが叱り終わった後に、部下の肩をポンと叩いて、ニコッと笑って「頑張れよ」といって終わる。あふれる愛情があって、叱っていたことなのだと言っていました。

コーチは褒めるだけではありません。目的を持って叱るのは大切なスキルです。
部下を思いやる心を持って共に成長し続ける事は、コーチのコア・コンピテンシーでもあります。


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