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「長嶋茂雄」 [ザ・グレイトコーチ]

天才的スーパープレイヤー時代、巨人軍監督の第一期、第二期と数々の業績を残して国民的英雄として親しみを込めて「ミスター」と称される長嶋さんに、かって1,2度お会いし短い会話を交わす機会がありました。回りの人たちに笑顔を絶やさずに接しているその時にかかさないのは、「アイコンタクト」でした。話し手にしっかりと目を向けて受けとめる会話の中に「キャッチボール」があります。「いわゆる~ですね」、「ええ」、「まあ~そのー」など皆さんがよく知る長嶋語の中にそれを発見できます。

ひらめき野球、カンピューター野球と揶揄された頭脳的采配は、類まれな脳内スピードの速さにあると言えるでしょう。ひらめき気づきが、セルフコーチングとなってその人の行動変容を起こす事がショッチュウありました。

メジャーリーグで大活躍の松井秀喜を、ドラフトで選択し巨人軍入団以来世界に羽ばたくプレイヤーに育てたのその人でもあります。数々の名選手に師と仰がれ、厳しさと愛情を込めて育ててきました。7月日経新聞「私の履歴書」は、長嶋茂雄連載でした。野球界の伝説と言われるほどの多くのエピソードを語っていた中に意外な事実を知りました。それは、「若いころから花屋に憧れたほどの花好きだった。キャンプでも宿舎に着くとまず花屋に飛んで行った」そうです。花に心の慰めと安らぎを求めていたと記しています。

野球人生を語るかたわらに、人間愛がタップリあふれて益々魅了されました。


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